せたがや働く女性応援委員会のBlog

働く女性の健康や法律などに関連した情報をお届けします☆

働く女性と健康

こんにちは。
せたがや働く女性応援委員会の加藤です。

民間のシンクタンクである日本医療政策機構が、
働く女性の健康増進が社会にもたらす影響について、社会経済的側面から検証しています。



その調査結果によると、
・婦人科系疾患を抱える働く女性の年間の医療費支出と生産性損失を合計すると、少なくとも6.37兆円にのぼる。
(医療費1.42兆円、生産性損失4.95兆円)

・月経随伴症状、乳がん、子宮頸がん、子宮内膜症といった婦人科系疾患の有無は、QOLおよび労働損失時間と概ね有意な関連が見られる。

・定期的に婦人科を受診している人の割合は2割にとどまる。また受診しない理由として、「健康なので行く必要がない」という回答が5割を超えた。

・他国と比較し、日本の婦人科がん検診の受診率は低い。受診率の高い国では、公的な予算による補助の他、かかりつけ医が定期的な受診を促す仕組みや、コール・リコールシステムが整備されている。


ということが明らかになりました。

注目すべきは、女性自身が定期的に婦人科を受診しない理由として「健康なので行く必要がない」と回答していること。

婦人科系の疾患は症状を自覚する時は、すでに重症化していることも少なくありません。

やはり女性一人ひとりが、婦人科疾患なども含め自身の健康や定期的な検査の必要性を理解し、
そして実践すること、
行政や企業がそのような女性の健康維持活動を支援することの重要性を感じています。


自分では「健康」と感じていたとしたとしても、客観的に身体どのような状態なのか定期的に点検をしてくださいね。

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