せたがや働く女性応援委員会のBlog

働く女性の健康や法律などに関連した情報をお届けします☆

育児と介護のダブルケア

こんにちは!

せたがや働く女性応援委員会の加藤です。

最近、私のまわりでは育児だけでなく親の介護のことについて
話題にあがる機会が増えてきました。

最近では、晩産化を背景として、
育児と介護の両方を行う人も増えてきているそうです。

平成24年度に行われた総務省のデータによると、
日本で育児を行う人は約999.5万人、介護を行う人は557.4万人、
そのうち、育児と介護のダブルケアを行う人は、25.3万人いるとのことでした。

このダブルケアをする人にとって
育児を負担に感じる人は約半数(男性44.5%、女性51.3%)、
介護を負担に感じる人は3人に1人(男性66.9%、女性67.1%)
という結果が内閣府による意識調査で明らかになっています。

また、ダブルケアに直面する前に、働いていた人のうち、
ダブルケアを直面していたことにより業務量や労働時間を変えなくてすんだ人は、
男性では約半数、女性では3割にとどまっているということから、
ダブルケアを行うことになったときの働き方への影響は、
女性で大きくなっているということがわかります。

一方、業務量や労働時間を減らした理由としては、
・勤務条件では両立が厳しかった
・子育てや介護は自分でやるべきと考えているから
・家族の支援が得られなかった
・要介護者を施設に入所させることができなかった

などの理由があげられています。


育児・介護休業法では、育児を理由とするものだけでなく、
介護に関しても一定の条件のもとに、
介護休業や介護休暇、短時間勤務制度、時間外勤務の免除制度などが定められています。
会社でも介護と仕事の両立に関連した制度などが準備されているかもしれません。


いざ、親が寝たきりになったらどうしようか、というテーマは
なかなか親や周りにも言い出しずらく、また親も話を避けたがります。
私の親はちょうどベビーブームの世代ですが、
体の不調について話が出たときを見計らって、
親の気持ちを聞きつつも、自分自身の希望を伝えるようにするようにしています。
(なかなか難しいのですが・・・。)

世田谷区では、介護に関する支援サービスや
高齢者がいきいきと過ごすことができるような取組されているようです。

www.city.setagaya.lg.jp


会社や行政、地域のサービスなど、ちょっと調べてみると
心構えができて、いざそのときが来た時の備えになるかもしれません。
また会社の方や友人の体験談など聞く機会があれば、
ぜひ聞いてみてくださいね!

 

参考:
内閣府HP

育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書 | 内閣府男女共同参画局

仕事と介護の両立ポータルサイト

「仕事」と「介護」の両立ポータルサイト|ワーク・ライフ・バランス|内閣府男女共同参画局